フィールドとテーブル

(ワイン) ロッシュ・ヌーヴ ソミュール・シャンピニー テール・ショード'17 750ml

◆ロワールを代表するビオディナミの造り手ロッシュ・ヌーブの、凝縮したエキスを感じるエレガントな赤ワイン

ドメーヌ・デ・ロッシュ・ヌーヴのティエリー・ジェルマン氏は、1992年ボルドー出身でありながら23歳という若さでロワール地方のソミュール地区に畑を取得し、この地で一からワイン造りを始めました。ティエリー氏は、ロワールのソミュール・シャンピニーでいち早くビオディナミ農法を取り入れるなど、ロワールを代表するビオディナミの造り手であり、高い評価を得ています。ティエリー・ジェルマン氏は、ワイン造りの基礎となるのは畑での栽培であるという考えのもと、栽培においてビオディナミの考え方、手法を多く踏襲しています。一方で、ビオディナミ農法が持つ哲学的、宗教的な側面には興味が無いと言い切っています。「ビオディナミはこうすれば上手くいくというレシピではない、ましてや信じれば救われるという信仰でもない。これは自然との向き合い方であって、自然を理解し、尊敬し、制約することなくその力を導き出すことだ」と語っています。個々の考え方や手法の科学的な洞察を忘れること無く、テロワールの表現を最も意識して取り組んでいます。28haの所有畑は、ソミュール特有の「テュフォー(Tuffeau)」と呼ばれる石灰質の土壌で、2000年から有機栽培、2003年からビオディナミ農法を実施し、馬二頭で耕作しています。また、偉大なテロワールの区画は、ドメーヌ・ルロワやビゾのように、枝の先端は切らずに曲げることで、自然本来の樹のエネルギーや流れを奪わないようにしています。そして、カベルネ・フランは、透明感、フィネス、親しみやすさをワインで表現し、やぼったさ、派手なベジタル香、強すぎるタンニンは避けるようにしています。また、シュナン・ブランで造り出す白ワインは、シャープでキレが良く、キレイな酸とミネラル感を大事にして造られています。
こちらは、ロッシュ・ヌーヴのスタンダード・キュヴェで、収穫量を制限した樹齢35~45年ほどのカベルネ・フランを丁寧に手摘みし、造られています。柔らかくしなやかな飲み心地で、繊細なスパイスのニュアンスもありますが、フラン特有とされる青臭さは感じずピュアで凝縮したエキスを感じるエレガントなスタイルです。


産地 フランス/ロワール地方/ソミュール地区
品種 カベルネ・フラン 100%
色 赤
容量 750ml
ヴィンテージ 2017
原語 Domaine des Roches Neuves Saumur Champigny Terres Chaudes

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